パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
 
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公開日:2005-01-29 | ページ表示数:2579回

秋桜の空に

製作:Marron
発売日:2001-07-27
原画:岩舘こう シナリオ:竹井10日
シナリオ:6 グラフィック:5 システム:5 総合:6
長所:ギャグ  短所:ストーリー
種類:W
奇跡。幼い頃に記憶喪失になり心に傷を作ってしまった主人公。それは幸せの絶頂で発動する恐ろしい呪いだった。いつも世話を焼いてくれるくれる姉のような存在を中心にクラスメート、教育実習の先生などとふりあうコメディー重視の奇跡物。基本的なストーリーは皆同じで奇跡の原因も同じ。もうちょっとキャラクターごとに色を付けて欲しかった気もするがこの作品の売りはそこではない。当然、あまり上手いとはいえない絵でもないし、記憶に残らない音楽、歌でもない。コメディー部分もあろうが、激甘やかしの姉の存在がこの作品の売りなのだろう。ここまで主人公を激しく甘やかしつつ嫉妬したりする存在はそうなかったのではないだろうか。プレー時間は1回3、4時間、合計15時間以上。CG枚数は1人十数枚しかなく、Hは5人各1回。1回しかないのに、Hシーンはマニアックなものが多かった、剃ったり、出したり。攻略は学園祭で何をやっているかで分岐する分かりやすいもの。それほど悪くもないが、あまりに似たり寄ったりの展開、対象が違うだけのイベント、語尾や落ちの定型句の多用など変化に乏しいのが一番の難点。ギャグや恋人関係になってからのバカップルぶりは笑わせてくれるのだが、それだけの作品。(システムはバグだらけだそうだ。ただ、XPで「秋桜の空に for ISM」というものを使ってプレーしたため特に不満はない。既読のみのスキップも可能で必要機能は全て揃っていた。)(以下、ネタばれかなり退屈だった。時間が掛かる割りに、イベントは皆同じでギャグやバカップルぶりも似たり寄ったり、本当に退屈だ。ギャグ部分は笑えたが、良く考えてみるとシャレにならないようなものも多い。特に晴姫に対するちょっかいの掛け方はもう犯罪ではないだろうか。それにだれもかれも、恋人になってからの変わり方はどこかおかしくなってしまったのではないか、と思えるほど。特に晴姫。ひより、若菜、初子はもう本当にどうでもいいストーリー。それぞれ、いじめ、病気、家、の問題を抱えそれをなんとか乗り越えていくという・・・ありきたりというか、どれも違う題材のはずがまったく同じ展開になるのは何故なのだろう。涼香にしても、核心を付くストーリーかと思いきや呪いの真相が分かる程度で、他と大差ない。記憶が無くなる事への恐怖はそこそこ描かれているが、残される恋人への配慮があまり感じられない。一度、そんな事を言っている場面があるがそれ以降ただ依存するだけなのが悲しい。全体的にストーリーとキャラクターの性格は剥離していて、その性格でこの展開はないだろうとか、真実が明らかにされると思う。端的に言って、何もかも深くない。ギャグとバカップルぶりを楽しむのにはいいのかも知れないが、それ以外は本当に並以下だ。

©Marron/秋桜の空に(持ち出し厳禁)
©Marron(マロン)/秋桜の空に(コスモスノソラニ)
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