パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
 
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公開日:2003-12-08 | ページ表示数:4679回

Esの方程式

発売日:1996-05-24
原画:吉澤友章 シナリオ:大槻涼樹
シナリオ:7 グラフィック:6 システム:6 総合:6
長所:雑学?  短所:まとまりのなさ
種類:D
Win版:有
カルト探偵物。全く性格の異なる二人の探偵が主人公。前作から1ヶ月後を舞台に、11年前の虐殺事件とその犯人を軸に物語が展開される。前作と同じテイストだが、精神世界により重きを置いている。シュレディンガーの猫やフロイトなどの古典や田舎のロバと都会のロバなどの話で常識に疑問を投げかけてくる、どこぞの小説のような作りになっている。こんな感じで心理学と量子論をモチーフにしたそうだが、なんとも言えない落ち着きのない物語で、過去の出来事が挿入されながら半ば同時進行する。過去と現在が連鎖的に語られるのは良かったが、展開が目まぐるしいので、主人公達以外これと言って目立つキャラクターがいなかった。探偵物としては前作同様、主人公が推理をする場面もあるにはあるが、はっきりいって皆無に近い(ジャンルはホラーらしいし)。主人公達が何か頑張ったという印象は薄く、事件に次ぐ事件で右往左往しているという印象しかない、最後の方以外は。そうは言っても、単体の物語としても耐えらうるマトモなもので決して悪くはない。CGは目まぐるしい影のつけ方やポーズが非常に特徴のある絵で生々しくも作り物の感じを出した変わったものになっている。Hは一人一回のごく普通のやつなのでなんともいえない。あってすぐと言っていいし、後腐れがないので、不自然だが気にしなくてすむのは良い。画面をクリックしてフラグを立てるタイプのゲームだが、前作とは違い口をクリックしていれば大丈夫なお手軽なものになっている。ただ、ミニゲームが三箇所に隠れているので注意。ミニAVGやパズルゲームなどだが、他にもスタッフコメントが非常にボリュームがあり、ゲーム以外の部分にも力を入れている。前作が気に入れば必然として買うべきだし、博学っぽい作品が好きな人もどうぞ。(柳沢教授って・・・そんなに有名だったのか?)(せっかく二人とも恋人がいるのに、出番少なかったな・・・。)(ネタばれ要するに何が言いたかったのかといえば、愛についてか?それとも妄想と現実の違いについてか?最後の部分だけ見れば、兄弟愛が重要なテーマになっているように感じたが、殺して手足を切り落として永遠に自分のものにする歪んだ愛、それが本当に歪んでいるのか?不幸な現実よりも幸せな妄想を?このシリーズ悪くないのだが、どれもどこかで見た覚えがある。手足を切り取り世話をする兄の話や、水槽で飼う話を昔ホラーマンガで見た覚えがある。この種のストーリーの元ネタがあるのかもしれない。現実と非現実の不確かさも良く見かけるテーマだ。オリジナリティーが欠けるのが評価が高くならない理由。まぁ、これらのテーマも物語を盛り上げるための仕掛けの一つとしてしか見ていないのでしょうけれど。)

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