パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
 
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公開日:2004-12-05 | ページ表示数:5450回

ほとせなる呪 ちとせなる詛

製作:Project-μ
発売日:2002-09-13
原画:凡々 シナリオ:砂斗あきら 企画・原案:木下明
シナリオ:7 グラフィック:5 システム:6 総合:7
長所:都市伝説  短所:半端
種類:W
ホラー。「閉ざされた少女からのメール」という都市伝説があった。監禁、強姦、暴行そして、最後には焼き殺された少女が監禁されている中でメールで助けを求めたというもの。それを止めた者は彼女を見殺しにしたとして、呪いが降りかかり焼死する。そんな噂と関係して、同郷の男が焼死する。それを知らせに都会に出ていた主人公の元に幼馴染がやって来る。男の妹に知らせに行くと同じように焼死していた。そして、彼女の友人の身にも同じ呪いが降りかかっていた・・・。ということで、リングの携帯電話版。都市伝説についての解説が非常に多く盛り込まれていて、それを読むだけでも楽しい。明るく元気な幼馴染との掛け合いや同郷の男の妹の友人のオカルト(都市伝説)談義など、ホラーシーンだけではないので、局地的に暗くなるだけでホラーというより推理、謎解きの要素が強い。だがエンディングを含め理屈がしっかりあるわけではなく、さらっと書かれているので、しっくり来ない所はある。とはいえ、途中の展開や解説、雰囲気を楽しむ作品としては、かなりの出来だろう。CGは立ち絵が一番綺麗で、他はちょっと誉め辛い。全部で84枚、立ち絵は別で後姿など結構多彩。設定上ほとんどが強姦で、殺してしまうまで行われる。ヒロイン2人、サブ2人、後は監禁された少女の描写がいくつかある。プレー時間が1周2時間、総プレー時間は3、4時間なので順当かもしれない。システムは既読が一瞬で行われ便利。メッセージや立ち絵の表示位置、現れ方、消え方も場面によって違い、二重に表示されたり、工夫されていて好印象。音楽の使い方や章立てのシステムもそうだが、非常に雰囲気作りに力が入っている。プレー時間も短く、攻略も簡単なので気軽にプレー出来るのがうれしい、名作では決して無いが楽しめる良作。(下のCGを見ても分かるが、ファッションセンスはちょっと奇抜。SFかなんかと勘違いしている感じ。)(以下、ネタバレ、ちょっと分からなかったのだが、少女の怨念はどこまで関係していたのだろうか。序章で真の主犯格があそこまで物理法則を無視して殺されるのだから関係ないはずはない。だが、扉を開けてしまった、オカルト的にあれはトリガーでしかないわけで電子の道を通ってやってきた厄なのだからそこに彼女の怨念がどこまで関係しているのか。主人公やヒロインのように事件とは関係ない人物まで呪われているし・・・。刑事の話からすると、加害者のほとんどは普通の暮らしをしているようだから、狙い撃ちはされていないはず。呪いにしても子供の手とか大人数の口や視線が描かれていて、彼女が関わっているように見えるのは、強姦される場面が再現されるのと、メール、後は序章だけ。まぁこの被害者である彼女の存在の希薄さ、死者の生者への嫉妬といった抽象的、オカルト的な原因に落ち着いているからこそ、後腐れの無いすっきりとしたエンディングになっているわけだが、個人的にはもう少ししつこいく解説して欲しかった。

©Project-μ/ほとせなる呪 ちとせなる詛(持ち出し厳禁)
©Project-μ(プロジェクトミュー)/ほとせなる呪 ちとせなる詛(ホトセナルウタチトセナルシルシ)
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