パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2003-08-07 | ページ表示数:2198回

Infantaria~インファンタリア~

製作:CIRCUS
発売日:2001-01-26
原画:七尾奈留 シナリオ:屑美たけゆき
シナリオ:6 グラフィック:6 システム:5 総合:6
長所:絵?  短所:細部全般
種類:W
前半はほのぼのとして後半はシリアスな、竜王伝説を背景にした幼稚園を舞台にした恋愛ゲーム。姫付きの騎士である主人公が、姫の修行先に選ばれた幼稚園の園長として生活するお話。幼稚園には10人の園児と二人の保育士、料理人がいる。主要な幼稚園児は3人で後はストーリーにほとんど絡んでこない(立ち絵もない)。料理人はサブヒロイン。世間知らずで頑張り屋の姫、保育士であり幼稚園で兄弟のように暮らしていた幼馴染、無口で謎めいた保育士。この三人がメインヒロイン。基本的には半月ほど彼女らをストーキングして相思相愛になったのち蜜月期を経て一波瀾が起きる。要するに普通の恋愛ゲームと違いHイベントが何回かあり、その後メインのストーリーに突入するわけだ。前半は無関係のイベントや電波な人々が出て来たり、園児とのお話も多く用意されていて、そこそこ楽しめる(見る必要がないイベントだけれど・・・)。ただ毎日、幼稚園内で2回、町で1回、移動場所を決定しなければならないので、ストーキングが大変。しかし後半は選択肢がほとんどないので楽。ストーリーの内容については後にして、システムについて。まず、修正ファイルを入れないと文章を飛ばせないのはイタイ(Shiftを押したままEnterを連打すればできるけど)。立ち絵が一画面一人なので会話のたびに立ち絵が変わってうっとうしい。無駄に色々設定できたが、エンディングが飛ばせないなどテンポが悪かった。ただ、一度見たイベントはあらすじで見ることができるので便利。全般的によくできた印象を受けるのだが、背景や男が非常に雑でシナリオの整合性もいまいちだった。プレー時間は20時間以上ということでボリュームもあり、恋愛ゲームが好きな人には決して悪くないゲームだろう。(声はメインヒロインの3人だけ。突っ込みたくなる所が非常に多いゲーム。よくある事だが、謎を作るために各キャラクターのみが知っている事実を、不自然に他のキャラクターに言わないので、不幸が舞い込むという展開が多い。幼稚園時代の思い出を鮮明に覚えているというのも非常に不自然だ。他にも大きいものから小さなものまで気になった。)(個人的にはストラトスのストーリー以外はあまり楽しめなかった。相思相愛になってから物語が進むという少し珍しい展開のおかげで無口な彼女が幼稚園児に嫉妬するというようなエピソードが見れたりして悪くなかったが、どうも気に食わない・・・・・。恋愛要素が強すぎるのは当たり前として、面倒さや展開に原因がありそうだが釈然としない。)

©CIRCUS/Infantaria(持ち出し厳禁)
©CIRCUS(サーカス)/Infantaria(インファンタリア)
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