パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2021-06-27 | ページ表示数:413回

king exit(同人)

製作:深爪貴族
発売日:2016-12-22
シナリオ:9 グラフィック:8 システム:7 総合:9
長所:ストーリー  短所:ボーナスステージ
種類:W
エロ漫画家(紅唯まと)による同人RPG。魔族を滅ぼした女英雄がなぜか牢獄に繋がれる。どうにか脱出しようとする途中に盲目の少女や様々な仲間達と巡り合いながら事件の真相が明らかになっていく。絶望的な状況で、悲惨な現実に見舞われながら、強い意志で頑張る主人公達が眩しい。スキップ可能な凌辱シーンというかリョナシーンが多々あって、ひどいものだと対象が死ぬまでやったりする。それだけ絶望的なストーリーなのに、キャラが頑張るし温かったり熱血だったり怨念だったり感情が全方面で迸っているところがいい。フルフルで30時間程度の長編RPG。やり込み要素も豊富でクリアしてからのおまけ要素がボリューミー。RPGとして見ても面白い。18歳以上でアニメ絵とエロとグロに耐性があるなら全ての人にお勧めしたい傑作。是非、ネタバレ厳禁で最低限の情報でプレーしてほしい。(プレーから少し時間をおいてのレビュー)(ネタバレ:今まであんなに不幸満載だった本編クリア後に急になんでもありになり、死んだキャラも含めて幸せしているので、そのギャップに少しもやもやした。というか最後の方はもう単純におまけ要素を楽しむもので別物感があった。そこは読後感としてはどうなんだろうかと、ストーリー的に繋がっていない異次元設定だったらまだよかったのだけれど。あと、主人公のゲオルイースが天才過ぎて、何だかんだ事件の半分くらいは本人が優秀過ぎたからのような。)(ネタバレ(Demons Roots):改めてKing Exitをプレーしてみて。あまり関係がないことに気付く。国もボヘロスと帝国が共通して出ている程度で他は顔ぶれが違う。キャラも獄長=支配人(暗殺隊隊長)っぽいのと、ローエン・クダンが洗脳兵としてボスに出てくるくらい。ゲスの三賢者も扉を開ける聖魔法の使い手としてちらっと出る当然別人。主人公の父親は幻想の中だけ。「メビアス」は残滓と呪文の名前で共通するがどういう意味があるのかは不明。超獣は出てくるがKing Exitだとそんなに強くない。第8章で魔族に命令していた少女の話があるらしいが見つけられなかったバージョンが最新でないからか?という感じで直接の繋がりは少ない。ただ、帝国や主人公達のその後を考えると色々と考えさせられるので、どっちもやるとより楽しめるのは間違いない。ちなみに、King Exitは第四世界とか人間への強烈な差別意識が見えるが、Demons Rootsではそれらはなくなっている。)

©深爪貴族/king exit(持ち出し厳禁)
©深爪貴族(フカヅメキゾク)/king exit(キングイグジット)
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