パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
 
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公開日:2005-11-23 | ページ表示数:3374回

MESSENGER FROM DARKNIGHT

製作:TOPCAT
発売日:1995-12-23
原画:BONOTO(ぼうのうと)、KANIKANI、TANE シナリオ:TONO(鷹取兵馬)、K-SUKE Produce:GREAT、XING
シナリオ:6 グラフィック:5 システム:4 総合:6
長所:分岐  短所:完成度
種類:D
Win版:無
恋愛ファンタジー。妖魔と人間の混血でしかもその内で強大な存在と共存する主人公。いつものように新たな町の高校に入学するが、そこは妖魔の巣窟だった。3人のヒロインと退魔師、そして暗躍する人外を交えて思惑が錯綜する。3人のヒロインの性格は一言で言えば、わがまま、がさつ、箱入り娘。学校を舞台に、襲われたり事件に巻き込まれたりしながらヒロインと仲良くなっていく。騒動メイン。普通に人間生活に溶け込んでいる妖魔が出てきたり、間の抜けた世界観ですが、基本的には生死を掛けたシリアス物。エンディングが80以上(82)あるのが売り。ただ、これは諸刃の剣でエンディングが多いということは、ちょっと選択肢を間違えただけでバッドエンドになってしまうということ。セーブという概念がなく、中断しか出来ないので後半部分のエンディング回収はかなり面倒になる。3人のヒロインのメインストーリーは順番に2部構成という形で分岐するが、そこまでは理屈のない分岐なので難しく、そこからは合言葉・道順など頭を使うので難しい。最終的には各3パターンのエンディングがあるが、結果だけが違う。バッドエンディングも何事もなく別の町へというのと死亡がほとんど。あっけないほどよく死にます。それともう1つ、ストーリーによって脇役キャラクターの性格が変わりすぎるのには混乱させられた。とはいえ、現在に至るまで、これだけ多くの分岐を設けかなりのイベントを楽しめる作品はそうはない。出来事が主で、心理描写があまりないために恋愛物として見るとかなりお粗末な印象を受けるが、多彩な展開は買いたい。絵は見ての通り好きな人もいるのかもしれないが、顔と体のバランスが崩れていたりで特に魅力は感じなかった。H系は差分なしで30枚程度で立ち絵扱いで他にもいくつかある。良くある覗き、純愛の他にも小人や触手など人外が絡むもの(寝取り?)が少しある。システムは、ゲーム中、選択と中断しかできない上にメッセージスキップもなくちょっと不満。82番目のエンディングを見てから出来るCG鑑賞にH系以外が表示されないのも駄目。マルチエンディングならではで理不尽な出来事を楽しんだり、ピースの足りないパズルの全体像を想像したり、できることはできるが、どうも完成度が低く感じる。当時としては全てのエンディングを見ようと思えば7時間以上は掛かる大作で、欠点らしい欠点はないのだが、オカルト・格闘オタクが書いたような、超能力者(人外)の戦いと裏設定がありますと声高に叫ぶような各種設定、それでいてやりたいことだけやって放り出しされたような深みのなさが鼻に付く意欲作。(以下、ネタばれ設定などにはほとんど拘らなかったし、覚えてもいません。ただ闇夜が一体何者なのか、主人公の父親は出てきたけれど母親は、幼馴染は出てこないの、魔人形の人は大時の仲間だというのは分かったけれど何故出てきたの、などなど疑問は尽きない。世界樹の親玉が宇宙樹というのは何かの冗談としても、設定を臭わせつつ多くのキャラクターを出しておいて、それだけというのは残念だ。こういう分岐が多いマルチストーリー、マルチエンディングの作品はそうなりがちなのは分かるが、そこを納得させる、気にさせないように作ってはもらえなかったのだろうか。この話だけ書いてもなんなのでキャラクターごとの感想を。湯羽あすみについて。ハゥが取り付いていて、主人公を追いかけまわす話。主人公のことが好きなのは初めてイカせられたから。というのはあまりなので、後半ハゥ、あすみ両方とも愛しているということを描いている。唯一コミカルな話で他の話では絶対的な世界樹がボケキャラに。視点変更が出来る。一番楽しく設定なんて気にならないので好き。長岡伊紗里について。運動少女でガサツながらかわいい。ただ、2部に分岐するまでのイベントが少なく、分岐してからもあまり出てこないので印象が薄い。謎解き、ミニゲーム感覚の話。襟崎千秋について。これもイベントが少なすぎる。エンディングでの分岐3種類はいいとしても、寝取り的な後半部分以外に見所はあっただろうか。

©TOPCAT/MESSENGER FROM DARKNIGHT(持ち出し厳禁)
©TOPCAT(トップキャット)/MESSENGER FROM DARKNIGHT(メッセンジャーフロムダークナイト)
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