パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
 
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公開日:2006-08-01 | ページ表示数:7127回

ORATORIO~海より青い夏の彼方で~

製作:UNCHAIN
発売日:2004-06-11
原画:らいおんはーと シナリオ:冷凍ぱんつ、Ricky
シナリオ:6 グラフィック:6 システム:6 総合:6
長所:斬新  短所:完成度
種類:W
感動系。幼い頃の、島の火山の噴火、父親の死、守らなかった約束。しかし、新天地で親友を作り充実した生活を送っていた。大学生になった主人公は、恒例の研究合宿に向かう。しかし、火山のデータが異常値を弾き出し、その調査をすることになる。データとは違い平和な現地で、親友や先輩、同行することになった後輩などと触れ合っていく。と、まぁこんなところか。日常会話は下ネタを基本にしたボケツッコミのギャグ。お約束が過ぎる感じもするが、そこそこ笑える。ちょっとした事件が電話を通して伝言ゲームよろしく、下ネタに変換されていく件は結構笑えた。恋愛・感動の要素が強いが、出来が良いとは思えない。共通パートが多く、いくつかのイベントだけで相思相愛になってしまうのは唐突感がある。また、(おまけを抜かすと)3人1回ずつだけのHシーンも同様。設定で既に主人公に惚れているとかあるにはあるが、いまいち。感動もほぼ同じイベントを使いまわしていて、ヒロイン個別の要素が薄い。青臭い演出で、ありがち。また、盛り上がりに欠け、イベントの繋ぎ方が下手。CGも男はちょっといい加減だし、魅力的というわけでもない。システム設定はほとんどできず、セーブも巻き戻ったりする・・・。かなり欠点は多い。ただ凡作かと問われると少し躊躇する。それは、この作品独自のシステムのおかげだろう。画面の何倍もの大きさのCGをスライドさせて見る、このシステムは、世界に広がりを持たせてくれる。立ち絵が画面狭しと立ち並ぶ通常の作品とは異なり、かなり自由に上下左右に広がりを持たせているため新鮮味がある。また、時間制限があり、複数のキャラクター・対象・選択肢を選ぶことが出来るシステムも面白い。類似の例はあるが、会話に対する参加感を持たせようと配慮されているのは珍しい。主人公も含め全員声付きで、一段と参加感を煽り、流行とは外れた絵とか、自動送りが標準のシステムとかが新鮮味を感じさせる。正直、大した作品とも思えないけれど、新鮮味があることで凡作とも言えない、微妙な出来に仕上がっている。1プレー6時間で合計・・・11時間程度は掛かるので、ボリューム的には問題ないはず。荒削りだけれど、悪くはないと思う。(主人公の「うっす」という口癖には最後まで慣れなかった・・・)(以下、ネタばれ正直、最後のアトランティスがどうこうの部分は意味不明。なんで50音が並んでいるんだとか、京香の父親の声だけ聞こえるのはなんでなんだとか、疑問は尽きない。ただ、どうでもいいし、物語の中でも大きなウェイトは占めていないはず。それより、教授らの世代と主人公の世代を重ねたり、未来と過去と考えさせたりする部分がこの物語の核なんだろう。一体感がなくくるモノはなかったけど。後は、明日菜のセイント様にはついていけない・・・。恋人になると死んじゃうとかいうのも子どもの戯言以下の理由だし・・・。京香と恋人になるのも違和感あり過ぎ。入学当初告白されたのが気になっていて・・・・というのがどうも安直。

©UNCHAIN/ORATORIO(持ち出し厳禁)
©UNCHAIN(アンチェイン)/ORATORIO(オラトリオ)
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