パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名:そぷらの ~ボクの初恋ハプニング~ (_) Bunny Pro. 原画:高橋朝雄 シナリオ:萩窪みなみ
W 性転換 特色が強い/完全制覇不可?
性転換物。同時期に出た。「Xchange」とは少々違った作品。女の子の生態(つらさとかなぜトイレに連れ立って行くかなど)に疑問を持ちつつ男(?)として恋心を抱くという感じ。ストーリーは原因不明の病気で一夜にして女の子になってしまった美少年(主人公)が姉と保健医によって女子高に転校させられるというもの。そこには好きだった女の子や、やおい同人誌を描いている女の子、空手系、お姉さま系、病弱な女の子なんかがいます。エンディングが26個あり、各キャラクターごとに4つで男×女と女×女の他に女の子に病気が感染したり、メイドになったり主人公の性別ごとに1つずつ不幸(?)なエンディングがあります。後6つはアニキに追いかけられたり、元親友にナンパされたり、保健医のペットになったりします。主人公以外フルボイス、歌付きというのは当時としては珍しい。と説明はここまで。フラグ立てが非常に分かりにくく完全制覇は総当りでもしない限り不可能。後、CGが綺麗ではないのを除けば、大体良い出来だ。全く売れなかった理由がイマイチわからない。少なくとも、百合ゲームとしては今までプレーした作品の中では一番の出来だ。というのも普通この系統のゲームは独特の雰囲気を作り出しているのに、このゲームは主人公が女の子になってしまっているだけで作りが普通の恋愛ゲームと同じだからだ。こういう作品は珍しい。希少性ということでプレーしてみるのもいいかもしれない。(当然の話だが、シナリオに過度な期待はしてはいけない。希少性で点数が甘くなっているが中の上がいい所だ。その証拠(?)に製作グループは取り潰された模様。LiLiMの方が良い作品出してますからね。)

題名:ソーサルキングダム (_) Aypio 原画・シナリオ・ゲームデザイン・マップデザイン:やまRin★ミ(きゃろらいんようこ)
D 正統派ファンタジー シナリオ/RPG部分
正統派ファンタジーRPGもどき。一人の少女が封印から目覚める、もう一人の魔導師を残して。そして、主人公である盗賊は魔導書を探して魔法が存在するというその辺境の国を探していた。三百年前の騒動がまた繰り返されようとしていた。ということで、ひょんなことで知り合った二人が始めは共通の目的のために、そして段々と互いのために悪に立ち向かう一本道正統派ファンタジー。おっとりとした天然ボケのヒロイン、女好きな女エルフとしっかり者の恋人、物知り薬師(?)、抜けている盗賊コンビ、そして姫様、というヒロイン達が明るいノリで物語を盛り上げる。やれ何とかいうアイテムが必要だ、やれどこそこに行かなければならない、というように二つの町といくつかの神殿を右往左往する。その時々に、各ヒロインについてのエピソードが散りばめられている。後半はお約束として、右往左往ばかりが目立つが、全体的には適度にエピソードが散らばっているし、内容的にも端々に深いものを感じる。ただ、残念ながらRPGとしては失格どころか評価対象外の出来。一番最初に、装備だとかお金、宿屋の概念が紹介される、けれど実際に宿屋に行けば、仕様変更のためここでは何も起こりませんとのこと、装備にしても道具の概念もステータスの概念もなければ、武器防具屋も看板だけで入れもしない、したがって敵を倒しても、何ももらえない。せめてもの救いは敵が見える事と、ほとんどいないこと。RPGとして作り始めたけれど予算諸々の都合上RPGモドキになってしまったらしい。イベントの多くもいかにもRPG風のものが多く、(激弱)ボス戦も存在する。最初はあまりのことに度肝を抜かれるが、慣れるとストーリー部分を盛り上げる舞台装置だと思えばマップ移動や運悪く敵に当たって始まる戦闘もそれほど苦ではなかった。プレー時間は7時間ほどなので、もし仮にRPG部分も完成していたら本格派RPGとしてそこそこ話題になったことは想像に難くない。CGは頻繁に使われ、Hイベントもそれほど違和感なくところどころに挿入される。登場人物達の掛け合い漫才も面白いし、百合カップルのほんわかぶりもほんわかだ。故きゃろらいん氏の個性と趣味がいかんなく発揮された良作。(戦闘システムが、画面が切り替わってから体当たりをするというイース形式。自動戦闘モードあり。)(隣町への洞窟に初めて入って、すぐ元の町に戻ると進行不能になるというバグがあった。)(触手ものが何回かあった。)(男は魔導師と主人公だけ。なので、女同士の友情、思慕など正の感情がよく描かれていた。百合系、レズ系ともに好きな人は是非やるべき。)(以下、ネタばれ百合がほんわかしていたから高得点を付けたというのは、まず間違いない。それに原画家さんの絵が好きなのも関係するだろう。ただ、それだけではない。ストーリーだけ見れば、当時の本格派RPGのお約束を踏みながら、未成年向けでは突っ込まない部分にも少し踏み込んでいたように思う。表面上、非常にお気楽な物語で設定・展開もいい加減に見える。そう見えるのだが、実は丁寧に作られているのではないかと思う。光と闇についてその概念自体を否定する発言はそうでてこないものだと思う。ガルフにしても絶対に悪と言い切れないところもある。姫様の自己犠牲とメルのお腹の主人公の子ども。当然、コメディー部分もだが、センスのいい、定番で武装しつつも個性を出せている。Hイベントも浮いていない。傑作かと問われれば否と答えるだろう。けれど、凡作かと問われても答えは同じだ。

題名:ツーショットDiary2 memory3/4 (_) Mink 原画:OH・YEA!!K崎・TAURO シナリオ:米倉俵
D アニメ、声 アニメ?声?/短い
有名シリーズの第四段。会話部分の空欄に用意された単語を入れ、正解するとそのストーリーが回想できるようになる。(間違った場合は間違ったところだけまた単語を選択して入れることが出来る。)この空欄に何をいれるかで二人の主人公(女)、各三通りに分岐する。後は種も仕掛けもない。で、売りはアニメーションと声だ。アニメーションと言っても半分以上反復するだけだ。どちらにしても、今時珍しくもなんともない。ということでストーリーだが今回は百合系。友達に連れられてきたバーのトイレで巻き込まれたり色々・・・。とヌードの代理にされるカメラマン助手のお話。ぱっと単語を選べるくらいなのでゲームは短い、そして当然単発。単なるおかずゲームなわけで絵が気に入ったら買ってもいいが、その場合お得なWin版をお勧めする。(絵は好きだ。空欄埋めが面倒だが、VIPERシリーズよりもこちらの方が好きだ。)

題名:囚われの天使 (_) INTER HEART
D 組織 選択肢による分岐の多さ/軽快すぎるテンポ
事故によってかすり傷のはずが入院させられた病院。怪しげな噂や出来事の数々。実は秘密組織の本拠地だった。脱出するのが目的のHメインのAVG。選択肢によって大きく展開が変わり何回やり直しても楽しげなのは丸。ただ、Hメインの割にHシーンはひどい。行為の描写はほとんどなく襲われたから失神したへ直進するだけ。19個のHボイスもあまり役に立っていない感じ。現実味もないし一回のプレー時間も短いので軽くプレーするのにお勧め。CGはほとんど下のCGの大きさで数枚全画面があります。そういえば、百合とSMが多めで男はほとんど出てきません。しかし、特徴はなんと言っても「失神した」という名文句。夜病院で襲われては失神し、秘密基地(?)で捕まっては失神する、時々シナリオのつながりがわからなくなってしまいます。

題名:夏音-Overture- (一般)(_) Breeze!! 原画:おーじ シナリオ:沢村奈唯
W 序章 ドタバタ/半端
青春コメディー。近日発売未定の本編へと続く序章。元気いっぱいの主人公(女)が一目ぼれした先輩(女)を追っかけて水泳部に入部する。以外にはストーリーらしきものはなく、後は日常の馬鹿騒ぎなどを延々見ているだけ。ゲームというよりラジオドラマを聴いている気分になる。非常にセンスの良い、使いやすいシステムやデザイン、凝った演出、綺麗な絵と見た目やゲームの部分も当然素晴らしいが、そうではなく、この作品自体が声によって世界を造り、声によって引っ張られている印象を強く受けるためだ。突然始まる、音痴な歌やら、何かに成り切って漫才を繰り広げたり、そりゃもうドタバタとしていて元気が良い。これで、声が無かった・・・と思うと成り立たないが、これで絵が無かったら・・・と思っても成り立つような気がする。声の調子や録音の仕方もラジオドラマと同じなのかもしれない。声優は超豪華だそうだ(確かに見たことの有る名前も多いが、偽名でやっている人もいるらしい)。まぁ、そんな声主体だが、巷では絵に関心が集中しているらしい。しかし、これは序章。本編では誰が主人公なのか、何を扱ったストーリーになるのかも分からない。しかも、本編ではなく、夏音シリーズ第二弾となっているのでもしかしたらもっともっと続ける気なのかもしれない。果たしてどう転ぶのかでどうにでもなりそうな予感がする。個人的には、お気楽に主人公も同じで百合ヶ丘浜学園という名前の通りレズというかお姉さまなお話をやって欲しいが、まず無理な感じ。見た感じだと、もう少し深刻に青春模様を繰り広げる・・・そんな作品になりそうな予感。こればっかりは製作者に聞くしかないが、これ単体で見たならば消化不良は残るが、謎が残るわけでもなく、楽しい、今までプレーしたゲームとはテイストの異なる・・・そう本当にラジオドラマのような世界観の作品で気軽に楽しむ事ができた。値段も安いので、「とらのあな」で買ってみても良いのではないかと思うが、当然ながらHではない。もしこれがR(15禁)指定なら地上波アニメのいくつかは18禁間違いなしだ。あ、もし今からやってみようという人は、本編が出てからプレーする事をお勧めする。序章と言っても3時間は掛かり、しかも何時出るのか分からない本編を待つのはちょっと酷だ。(当然ながら本編は18禁)(「夏音 -June Strange Song- 六月期」というのも出ている。追加シナリオ集で、ネットを使ったアップデータで遊ぶ事が出来るものもあるが、やはり買わないといけないらしい。)(風薫る5月」と「藍そよぐ6月」では作風が違いすぎるのも気になるところ。前は普通にドタバタ、後は独白や描写部分も主人公が語るので落ち着いた雰囲気になってしまっている。)(マンガのジーザスは好きだ。ただ、ネタに使うには大分古いような・・・。)(追加情報、どうも響(男)が主人公らしい、しかもプレー時間40、50時間で、彩音、鈴菜、静流、響が主要人物で、激しいHシーン盛りだくさん・・・・かなり想像と違って・・・・もう駄目かも。後、はつゆめ、日付を1/1にする、まじかる☆ゆかりん編、日付を1/30にする、メリー・メリー・バレンタイン(メリー・ヴァレンタイン)、日付を2/15にするとのことです。2chというのは本当に役に立ちますね。)

題名:フェルミオン ~未来からの訪問者~ (_) Silky's
D 百合 作り/無意味な選択肢
「Desire」を少し思い出させる作品。(類似点は少ないですけどね。)レズレズのお姉さまな世界なので全ての人にお勧めするわけにはいかないが、出来はいいです。物語自体も、興奮状態の体液を得て遺伝子情報を手に入れるというものでレズレズの温床です。300年後の世界は環境汚染の為に遺伝子レベルのダメージを受けていて科学を持ってしても失われた遺伝子情報の復活は不可能。偶然発見された次元の歪を通って過去に健康な遺伝子を取りに行く。これに多少の謎も、ブレンドされているようなされていないような・・・。主人公の猫と人間のミュータントは遺伝情報の為に親子姉妹とその友達とレズレズの関係に。とにかくレズレズです。それしか言えない作品、でもソフトで愛(?)のいっぱい詰まった作品です。

題名:麻雀プリンセスGO!GO! (_) RINGERBELL
D 百合 H?/CG枚数が少ない
ストーリー進行型麻雀(?)。8人(ふたなり、触手付きペット含む)と麻雀勝負をして一回勝つごとにHシーンが進行していく作り。何一つ凝った作りはなく、麻雀は若干難し目だが何度も挑戦すれば誰でも最後までいけるレベル(だと思う)。基本的に百合物。絵が気に入ったら買ってもいいかも。ただ、CG枚数は極端に少ない。各2~3枚でメッセージも少ない。このように麻雀に重点が置かれているのでそれを納得する必要がある。個人的には麻雀のルールや役というものはまったくわからないので評価は平均的なものにしている。今までプレーした麻雀物のなかでは好印象だ。脱衣麻雀ではないのが大きいが、細部の出来がよくできているのもその原因だ。無個性な作品ではあるがCGには一見の価値ぐらいはあるはず。(この会社の絵は汁気が多くて、多少幼いのが特色かな?)

題名:ムーンライトエナジー (_) INTER HEART
D(W) 百合 百合/読むだけ・・
世にも珍しい痴女物語。一本道ストーリーで分岐というものは全く無い。女学園に通う主人公は女の子に興味を持ち始める。そしてとうとう我慢しきれずに襲ってしまうが、彼女達もクセになってしまう。調子に乗っていると、ニセ痴女が現れて・・・。というような筋です、一応。コミカルです。女の子の着替えを見て興奮して鼻血を出したり、襲う時に着替えを素早くするために自前で制服改造したり。痴女が有名になってくると、相手が積極的に襲われるという軽いのり。ストーリー全体も極めて軽いのりでコミカルな内容。ほとんどHシーンのゲームにしては合間のストーリーはましな方だとは思うが、だからと言って楽しめるものではない。Hシーンは双方の興奮度をハートマークで表して、各種コマンドを実行するとそれが上がっていき、節目節目でCGが変わり、最後に2画面(スクロール)CGが表示される。大体連打していれば終わる簡単なものだ。完全なおかずゲームだが、シチュエーションは全て同じような物なので代わり映えしないので、百合に興味がある人以外にはお勧めしません(メーカーがメーカーだしね・・・・)。(関係ないが、教師の授業内容が戦時ネタで皇暦や零戦だとか茶化しているのか本気なのか悩んでしまったりする。)(DOS版の発売年が1992年だという事を考えると7個もHイベントがあるし、量や質はいいかも。ただCGは表情に欠けていて下手かも。)

題名:ムーンライトエナジー2 (_) INTER HEART
D 百合 アニメーション・・?/セーブ&ロード&スキップ不可
女学院で繰り広げられる痴女(レズ)の物語。前作で恋人兼親友になったさとみ。しかし自分よりHの技術が格段に上をいく強敵がさとみを落としにかかる。そんなこととは知らずに電車で痴漢(この場合・・痴女?)ををしたり学園の内外で痴女に励んでいた。Hの師匠である保健医を交えて煩悩爆発や強敵との対決の物語が展開する。男は出てきません。後、半分は強制猥褻容疑で捕まりそうな気もするような展開なのに最終的に「またあってくれる?」とか言われます。はっきり言ってお気楽な物語。立ち絵からなにからちょこっとアニメーションするのはすごいかも。でも一本道でゲームとは呼べない代物。いまいちだが愚作と呼ぶのはかわいそうな作品、ソフトタッチで長めなのでレズに興味のある人にはいいかも。個人的には記憶に残りそうも無い作品の一本。システムはHCGの回想モードがありますが。一度立ち上げるとクリヤーするまでゲーム終了出来なかったり、システム面では最悪。)

題名:メタモルミーナ (_) APPLE PIE 原画:紘絵ヒロユキ シナリオ:小宮ヒロミ
D 魔法少女 明るい・・・か?/明日はゴミの日
短いぞ。魔法少女困った人をお助けゲームだ。まず最初に妖精と出会って大人になれるステッキをもらう。続いて困っていそうな女の人発見。悩みを聞いて女の人に振られたうっぷん晴らされる。ここでHと愛の素晴らしさに目覚める。学校の先生の悩みを見事解決。実は百合で保健室の先生もまとめて解決。続いて母親の花屋のバイトの「私綺麗じゃないから・・・」さんの自信を回復させるためH。さいごは、小学生である主人公の恋人(?)と変身して半H。やっぱり変身しない自分を好きになって欲しいと一歩大人へ。大人になったので妖精さんさようなら。お・わ・り・。著作権が絡みそうなほど完璧な筋です。こんなに短い&意味不明なゲームは「魔女っ子クミ」の次くらい。Hシーンはオサワリ(?)を採用。あるところ連打してるとすぐ終わります。ところで、エロスではないです。変身前は柔肌一つさらしません。なんで18禁魔女っ子ゲームはこんなにも駄作なのでしょうか、製作者に偏見があるのか、謎です。ところでこれ4枚組みでも内容はせいぜい2枚組み、枚数は圧縮して出して欲しい・・・。

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